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コンサート 2017.12.07

【プロの小編成がすごい!】小江戸ウインドアンサンブル

最近では少子化の影響もあって、中学校・高校の吹奏楽部でも小編成のバンドが増えてきています。

また、小編成はかつての「大編成になれないバンド」「大編成への途上にあるバンド」というイメージを脱却し、小編成であること自体に音楽的な意味や価値を持ち、小編成ならではの表現をするように変化してきているように思えます。そんな小編成の魅力にプロの音楽家も取り憑かれ、斬新な演奏を世に送り出しています。

 

 

小江戸ウインドアンサンブルは作編曲家の金山徹さんが代表となり(バリトンサックスも担当)、吹奏楽団などで活躍するプロのプレイヤーたちによって結成されたバンド。12月8日に第3回のコンサートを行う予定ですが、メンバーは全部でたった21名。トランペット2名、クラリネット4名、サックスはアルト・テナー・バリトン各1名…といったようにすべてのパートがわずかな人数で構成されています。なかなか部員が集まらなくて困っているスクールバンドと同じくらいの規模でしょうか。

 

今回、オザワ部長は小江戸ウインドアンサンブルのリハーサルにお邪魔したのですが、そのときは17名でした。ところが、演奏を聴いて驚きました。ブレンドするサウンド、美しく揃ったハーモニー、メロディアスな部分でのうっとりするような歌い方…もうとにかく聴いていて気持ちがいい! 人数が少ないだけに、一人ひとりのプレイヤーの技術や表現を味わうこともできます。

 

 

リハーサルで演奏していた曲は、ゲーム音楽などの分野で活躍中の成田勤さん作曲《Beyond the Horizon》と、今年の課題曲I《スケルツァンド》の作曲者である江原大介さんによる《インフィニティ》でした。合奏は、ときには指揮者なしで行われたのですが、お互いの音や息遣いを感じ合いながらテンポを合わせていくところもさすがプロ!

 

 

メンバーの中には、木管五重奏カラフルの若林愛さん(Cl)、フリーで活躍中の安藤綾花さん(Cl)、ブリッツフィルハーモニックウィンズの柴山貴生さん(Tp)などもいらっしゃいました。

 

↑左から、安藤綾花さん(Cl)、今村耀さん(Euph)、若林愛さん(Cl)

 

 

さて、そんな小江戸ウインドアンサンブルは、この記事の公開日の翌日、12月8日に北とぴあ つつじホールにて3rdコンサートを行います。コンサートを直前に控え、代表の金山徹さんがこう語ってくれました。

 

「小江戸ウインドアンサンブルのコンセプトは、クラシックもポップスもしっかりやる小編成バンドです。メンバーもクラシックとポップスの両方ができるプレイヤーを集めています。今回のコンサートの目玉は、何と言っても《オーボエと小編成吹奏楽のための小協奏曲》(金山徹作曲)です。ソロは東京佼成ウインドオーケストラの宮村和宏君が吹きますが、ポップで、高校生レベルでも演奏できるくらいの難易度を目指して書きました。ぜひコンサートで聴いて気に入ったら、学校や楽団で演奏してもらいたいです」

 

↑金山徹さんのバリトンサックスは、なんと憧れのセルマー Mark 6!

 

客演指揮者として、楽曲も提供する成田勤さん、江原大介さんがタクトを振ります。小江戸ウインドアンサンブルの3rdコンサートは小編成の力と可能性、そして、プロの技が存分に楽しめるコンサートになることでしょう。ぜひ会場に足をお運びください!

 

 

【小江戸ウインドアンサンブル 3rdコンサート】
 ●日時/2017年12月8日(金) 19時開演
 ●場所/北とぴあ つつじホール
 ●チケット/一般前売3,000円 学生前売2,000円
 ●曲目(一部)
 ガーシュウィン《キューバ序曲》
 河辺公一《高度な技術への指標》(小編成版)
 B. ゴルソン《アイ・リメンバー・クリフォード》ほか

 

 

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