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コンサート 学校・楽団取材 2018.05.09

【サントリーホールで開催!】東京隆生吹奏楽団の第10回記念定期演奏会レポート

みなさん、こんにちは! ある吹net編集部・部員Fです。

 

ゴールデンウィーク最終日は、東京隆生吹奏楽団第10回記念定期演奏会へ行ってきました~!

 

↑プログラムの表紙。記念すべき第10回、おめでとうございます!

 

なんと会場はクラシック音楽の殿堂として知られている国内最高峰の音楽ホール、サントリーホールです!!

 

↑サントリーホールで定期演奏会を開催するのは誰もが憧れますよね!

 

東京隆生吹奏楽団の音楽監督を務めるのは、東海大学付属高輪台高校吹奏楽部の顧問でもある畠田貴生先生

 

実は、第7回定期演奏会の際に畠田先生が「第10回定期演奏会はサントリーホールで行う」と観客の前で宣言をしたのですが、それから3年経ち、ついに有言実行となりました!

 

↑昨年の全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した高輪台高校。前列中央が畠田先生、左隣が東京隆生吹奏楽団の団長も務める島川真樹先生。

 

東京隆生吹奏楽団は、去年の全日本吹奏楽コンクール・職場・一般の部ゴールド金賞を受賞また、高輪台高校も全国大会で5年ぶりに金賞を受賞しました。畠田先生は全国大会でW金賞ということになり、話題となりました!

 

さて、今回の定期演奏会の第1部、オープニングで演奏した曲は清水大輔作曲《夢のような庭》

この曲、ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、普通の始まり方ではないのです。

舞台袖から団員が続々とステージに登場し、それぞれの席で音出しをし、チューニングが始まる…と思いきや、そのまま音楽がスタートし、途中から指揮者の畠田先生が登場するという流れになっているんです。だいたいそういう始まり方の曲だと、少し乱れてしまいそうなものですが、東京隆生吹奏楽団は違いました。ばっちり揃っていたんです!

高いアンサンブル力で音楽をつくりあげ、タイトルどおり夢の中にいるかのような感覚に陥りました。

 

東京隆生吹奏楽団には高輪台高校の卒業生も多数在籍しているため、高輪台高校と同様のゴージャスなサウンドが魅力的! 

 

それから、今回の記念定期演奏会の目玉プログラムのひとつ、ヤン・ヴァン=デル=ロースト作曲《交響詩「モンタニャールの詩」》ノーカットで1部のラストに披露されました。

《モンタニャールの詩》といえば、日本テレビの番組「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」の中の「吹奏楽の旅」というコーナーを思い出す方も多いのではないでしょうか? このコーナーで高輪台高校吹奏楽部が取り上げられたとき、自由曲だったのが《モンタニャールの詩》なんです。

コンクール曲提出締め切り直前に《モンタニャールの詩》を練習し始め、全国大会に復活するという願いを込めて急遽自由曲に選び、全国大会で見事に金賞を受賞というドラマティックなドキュメンタリーでした

実は私、部員Fも、リアルタイムにテレビで「吹奏楽の旅」を観て高輪台高校と《モンタニャールの詩》という曲の存在を知りました。

 

現在の東京隆生吹奏楽団の団員の中には、当時、高輪台高校のメンバーとして《モンタニャールの詩》を演奏したという方も数人いらっしゃいました。やはり畠田先生も《モンタニャールの詩》への思い入れはひときわ強いようで、この日の演奏もとても心に響くものでした。

 

さて、第2部ではスペシャルゲストとして、今年も東海大学付属高輪台高校吹奏楽部が登場!

世界一美しい響きのするといわれるサントリーホールで、高輪台高校が演奏する《祝典序曲》(ショスタコーヴィチ)が聴けたのはとても贅沢でしたよ~!

また、プログラムには今年のコンクールの課題曲から《コンサート・マーチ「虹色の未来へ」》(郷間幹男)だけが記載されていましたが、この日はもう1曲の課題曲、《吹奏楽のための「ワルツ」》(高昌帥)も演奏してくれたのです。しかも、そのワルツの演奏がとにかく素晴らしい! 品のある音で寄り添い、レベルの高いアンサンブル力でうまく表現していました。

 

第3部は東京隆生吹奏楽団が再登場。今回の記念演奏会でいちばん注目されていた高昌帥 先生の委嘱作品を初演しました。

なんと、曲名が当日にも決まっておらず、来場していた高先生が演奏終了後に曲名を発表するというまさかの展開に…。演奏が終わった後、高先生がステージに上がり、委嘱作品のタイトルを発表しました。

その名も…《トリプロトリプルム》

発表された瞬間、観客だけでなく、団員の頭上にもクエスチョンマークがちらほら…(笑)。

このタイトルですが、ラテン語で「3拍子」という意味なのだそうです。すべてが3拍子で作られていることからつけられたタイトルなんですね。高先生ワールドがあちこちに散りばめられていて、とってもかっこいい仕上がりになっていましたよ~!

 

 

そして、第3部の最後は《大序曲「1812年」》(チャイコフスキー)サントリーホールのパイプオルガンの前には、「大砲」役である4台のバスドラムを配置。よくよく見ると、バスドラムを叩く奏者の中に団員である吹奏楽芸人のさんしろう吹奏楽部さんの姿も! 《1812年》でのバスドラムという大役中の大役を果たしていましたよ。

 

というわけで、東京隆生吹奏楽団らしい華麗なサウンドとテクニックを披露し、記念すべき第10回定期演奏会は終了となりました。

団員のみなさんはお仕事や学生生活で忙しい中、ここまで熱いプログラムを作り上げるのは非常に大変だったことと思います。メンバーは大人でも、現役の高校生たちに負けないくらいキラキラと輝きを放つ演奏でした!

 

ある吹net編集部・部員F  

 

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