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学校・楽団取材 インタビュー 企画記事 2015.12.07

東京の強豪・八王子高校がKORGのiOS用チューナーアプリ《cortosia(コルトシア)》で「いい音」作りに挑戦!

iPhoneやiPadのチューナーアプリで、ピッチのみならず「いい音」の測定までできる時代がやってきました。

オザワ部長もサックスの練習で使っているKORG(コルグ)のiOS用アプリ《cortosia(コルトシア)》は、「ピッチの安定度」や「音色の豊かさ」など5項目の総合評価を100点満点で表示。それだけでなく、ピッチや倍音を波形でチェックできたり、音と動きでテンポ・リズムを確認できるメトロノーム機能があったり…ととっても画期的なアプリなんです。

そこで今回は、全日本吹奏楽コンクールと全日本マーチングコンテストに東京代表としてW出場した八王子学園八王子高校にお邪魔し、部員の皆さんに《cortosia》にチャレンジしていただきました!

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ロングトーンから「いい音」を測定。5つの項目で視覚的に表示し、総合的な評価による得点を100点満点で判定。「いい音」に足りない部分がひと目でわかり、これまで退屈になりがちだった基礎練習を劇的に楽しく、有意義なものに変えてくれる可能性を秘めたチューナーアプリ(iOS用)。ウェブサイト「good sounds」(https://good-sounds.org)と連携することでウェブ上に自分の音を公開したり、他のユーザーと得点を競ったり、交流したりすることが可能。SNSに得点をアップすることも簡単にできる。

 

【cortosiaでできること】
1. 「いい音」を5つの要素で分析し、リアルタイム採点
2. 「いい音」を自動録音、技術の向上を日々確認
3. 「いい音」で世界に挑戦、ランキングで競える
4. 「いい音」で世界中の仲間とコミュニケーション
5. 2015年12月現在、対応楽器はバイオリン、チェロ、フルート、クラリネット、トランペット、サックス(ソプラノ・アルト・テナー・バリトン)。今後、さらに対応楽器を追加予定

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先輩&後輩で体験する初めての《cortosia》

11月1日に行われた2015年度全日本吹奏楽コンクールに出場した八王子学園八王子高校(通称・八学)。天野正道作曲『ラ・フォルム・ドゥ・シャク・アムール・ションジュ・コム・ル・カレイドスコープ』を演奏。持ち味である美しくもハートフルなサウンドで会場を温かく包み、銀賞を獲得しました。
また、11月22日の全日本マーチングコンテストにも出場。気持ちのこもった演奏演技でこちらも銀賞を受賞しています。

強豪校でありながら、優しさと温かさがある…それが八学の特徴です。

さて、オザワ部長が八学を訪れたのは全日本マーチングコンテスト直前。校内では慌ただしくマーチングの練習が行われていました。

とても大切な時期であるにも関わらず、顧問の高梨晃先生が《cortosia》に興味を持ってくださったこともあり、取材にご協力いただけることになったのです。
今回は、フルート・クラリネット・アルトサックス・トランペットという4つのパートから先輩&後輩の組み合わせで《cortosia》を試用し、初めての「いい音」作りにチャレンジしてもらいました。

平成生まれの現代っ子たちだけに、スマホアプリやデジタル系には強そうでしたが…?

挑戦してくれた八学のメンバーをご紹介!

 

【フルート】
先輩●市川静佳さん(2年/写真左) 後輩●田代里沙さん(1年)
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【クラリネット】
先輩●松本萌奈さん(2年/写真左) 後輩●大野真唯子さん(1年)
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【アルトサックス】
先輩●大久保百葉さん(3年/写真右) 先輩●安藤真愛さん(2年/写真中央) 後輩●竹山侑菜さん(1年)
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【トランペット】
先輩●内藤璃々さん(2年/写真右) 後輩●富樫真琴さん(1年)
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①まずは《cortosia》の使い方の説明を受けて…
08_DSC08445_2《cortosia》をどう使うのか、何ができるのかなどひと通りの説明をKORGの担当者さんから受ける八学メンバー。真剣な表情で聞き入りながら、ときどき「すごい…」とその機能に感嘆の声を漏らしていました。

②最初のチャレンジ。予想外に難しい!?
09_001とりあえず、《cortosia》でそれぞれの音を計測。全国レベルのバンドなのでいきなり高得点…と思いきや、予想外に苦戦するメンバー。おおよそ80点(100点満点)が「いい音」の合格ラインですが、全員の点数を平均すると70点台前半という結果に。しかも、先輩より後輩の点数が高いケースもあり、メンバーの間に戦慄が…!

③このままでは終われない!《cortosia》でパート練習!
10_002各パートごとにiOS端末を使って練習開始。先輩と後輩であれこれ話し合いながら、《cortosia》が何を測り、何に反応しているのかなどを確認。「いい音」を探っていきました。そこはさすが伸び盛りの高校生。ときどき高得点も飛び出すようになって…。

いよいよ再チャレンジ! 練習の成果は出るのか!?

30分間ほどのパート練習の後、いよいよ《cortosia》に再チャレンジ。初回との点数の変化を見ることになりました。

今回協力してくれた先輩たちは全員がコンクールメンバー。名古屋国際会議場センチュリーホールで演奏したばかりで、ステージ度胸もあるはず。それでも、「いい音」の度合いがはっきり数字で出る《cortosia》は先輩後輩や楽器の違いを飛び越えた比較が可能になるため、なかなか緊張するようでした。

さてさて、練習の成果により、「いい音」を示す点数はアップしたのでしょうか?

★フルート

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seika_02_tashiro

★クラリネット

seika_03_matsumoto

seika_04_oono

★アルトサックス

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★トランペット

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驚異の高得点も飛び出した2回目のチャレンジ!

さすが強豪校の八学のメンバーだけあって、ほとんどがわずかな練習時間で「いい音」の点数をアップさせてきました。

特筆すべきなのは、アルトサックス。先輩である大久保さんと安藤さんの点数はほぼ満点と言ってもいいほどの超高得点!先輩たちに引っ張られるように、1年生の竹山さんも見事に90点超えを果たしました。

チャレンジが終わった後、八学のメンバーはそれぞれに《cortosia》の良さを感じ取ったようでした。

では、実際に吹奏楽部の活動の中にどのような形で取り入れていくことができるでしょうか? ずっとチャレンジの様子を見守っていた顧問の高梨晃先生にお聞きしました。

八王子高校吹奏楽部顧問・高梨晃先生が《cortosia》を評価!
「練習に取り入れることで自然に耳や感覚が鍛えられます」

20_DSC08585_2生徒たちが使っているのを見ていると、点数が出るということでゲーム感覚で楽しく使っている面もあり、とても良いアプリだなと思いました。
音を出すたびに点数やレーダーチャートが大きく変わることから、安定して「いい音」を出す難しさも生徒には気づいてもらえたでしょう。また、「いい音」という普段は見えないものが《cortosia》で見えるようになるのはいいことだと思いました。
練習で使用するときには、《cortosia》でいい点が出るように頑張るというより、チェック的な使い方が良いのかなと感じました。つまり、まずは何も気にせずに自分で音を出してみて、それから《cortosia》の表示を見てみる、という方法です。
今出した音はどうだったのか、というのをまず自分自身で採点してみて、それから《cortosia》の点数と一致しているのかなどを確認してみると、自然に自分の耳や感覚が鍛えられていくのではないでしょうか。

さすが高梨先生、吹奏楽部での《cortosia》の効果的な使用方法をしっかりと見つけてくれました。

先生がおっしゃるとおり、もっとも大切なのは自分の耳や感覚を鍛えること。コンクールや演奏会などの本番でチューナーを見ながら演奏することはできないからです。
とはいえ、「耳や感覚を鍛える」というだけでは抽象的で、練習の仕方も難しいものがあります。

そんなときに《cortosia》を活用し、レーダーチャートの波形の変化を見たり、自分にとって足りない要素はどこかを確認したり、点数の変化をチェックしたりすることで、「いい音」に対する感覚を磨いていくことができるのです。

ぜひ全国の吹奏楽部、吹奏楽団の皆さんにも《cortosia》を使って楽しみながら「いい音」を追求していただきたいと思います!

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《八王子学園八王子高等学校吹奏楽部》
東京都八王子市にある共学の私立高校。全日本吹奏楽コンクールに通算4回出場、2015年度は銀賞を獲得。また、全日本マーチングコンテストにもただ1校の東京代表として出場し、銀賞受賞。一般大学を目指すコースの他に音楽大学を目指す音楽系コースもあり、吹奏楽部からは音大に進学する生徒も多い。2015年度の吹奏楽部員数は119名。
オザワ部長の最新著書『吹部ノート』にも登場!

officialsite

【KORG】GOOD SOUND TUNER
cortosia(コルトシア)

●基本機能
チューナー、「いい音」分析・採点・データ蓄積・ネット連携、メトロノーム、レベル・メーターなど。
●対応OS
iOS7以降、iPhone 6/6 Plus、iPhone 5s/5c、iPhone 5, iPod touch 第五世代
●価格
1,200円(App Storeからダウンロード
※Volume Purchase Program(VPP)ストアでも取扱中
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