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コンサート 学校・楽団取材 企画記事 2016.01.20

メイド・イン・ジャパン「SAKAE」の打楽器も活躍! 大阪桐蔭高校吹奏楽部「サンタコンサート」

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吹奏楽の強豪校である大阪桐蔭高校が2015年末、大阪城にほど近い大阪ビジネスパーク・ツイン21のアトリウムで「180人のサンタコンサート」を開催しました。多くの観衆を魅了する素晴らしい演奏−−その中には、メイド・イン・ジャパンの打楽器「SAKAE」の音も響いていたのでした。

大阪の人々に愛される「桐蔭サウンド」

大阪桐蔭高校と言えば、創部してわずか10年ながら全国的に名前を知られる吹奏楽の強豪校。名指導者である総監督の梅田隆司先生(大阪桐蔭では「顧問」とは呼ばない)に率いられ、年間100ステージ近くをこなす人気バンドです。
2015年度の全日本吹奏楽コンクールでは関西代表として銀賞を受賞。オザワ部長は著書『吹部ノート』でコンクールに向かう姿を描かせていただきました。

2015年は3月にアメリカ、5月に関東、12月には九州に遠征するなど、各地で精力的に活動する大阪桐蔭高校。そういった大きな遠征だけでなく、地元大阪の小学校や病院などでも演奏を披露しています。

音楽的に非常に高い評価を受けているのは、管弦楽を思わせる上質な「桐蔭サウンド」。各種コンクールなどで好成績を収め続けていますが、選抜されたメンバーによる演奏よりも、部員全員で演奏する機会を大切にしていることも特徴です。200人近い部員がすべてステージに乗りきれないときには、打楽器や低音楽器が客席から演奏することも…!
野球部も超強豪校として知られていますが、甲子園にはコンクールなどと予定が重ならなければ部員全員で応援に行きます。

そんな温かい活動方針が、きっと「桐蔭サウンド」にも表れているのでしょう。今では吹奏楽部の存在は地元大阪の人々にも広く知られ、愛されています。

クリスマス目前の12月18・19日に行われた、8回目となるサンタコンサートも多くのお客さんで賑わっていました。

02_DSC00039_218日は3回公演。1stステージから客席はほぼ満席。ご覧のとおり、立ち見も多数。2ndステージ以降はさらにお客さんが増えていきました。

準備段階から驚きの連続!

大阪桐蔭高校のサンタコンサートは、準備段階から驚きの連続でした。
前日、ツイン21のアトリウムでは180名の部員たちが忙しそうに動き回っていました。そう、会場の設営は自分たちでやるのです。
フロアに敷く緑色や赤の敷物、ひな壇、『サンタコンサート2015』と書かれた看板…。リーダーが声をかけながら、一つ一つを仕上げていきます。なんと、ひな壇やその後ろにスクリーンを取り付けるための鉄骨なども含め、すべて吹奏楽部の持ち物なのだとか!

驚きはコンサートの当日にもたくさんありました。
大阪桐蔭高校は18日と19日で合計4ステージ(!)をこなしたのですが、18日の1stステージ冒頭に披露したのはラヴェルの『ボレロ』。同じフレーズの繰り返しのようでいて、想像以上に難しいこの曲を、大阪桐蔭高校は原調(オーケストラ版と同じ調で、管楽器だと難易度が上がる)で披露したのです。

それだけではありません。
プログラムとして事前に演奏が決まっていたのは、『ボレロ』と『クリスマス・コレクション』くらい。
梅田先生は「プログラムを作るのが面倒くさい(笑)」と冗談めかして言いましたが、他に演奏する曲は梅田先生が客層や会場の雰囲気を見てその場で決めたり、先生がゴムボールをバットで打ち上げ、受け取ったお客さんがリストから選んだりするのです。

スクリーンに映し出される楽曲リストは、『「Exile」メドレー』から『「ジブリ」メドレー』、さらにはチャイコフスキーの『白鳥の湖』まで実に41曲!
梅田先生によれば、「実際は100曲くらいできるけど、スクリーンに41曲しか入らなかった」とのこと。

当然、予期せぬ曲が急に選ばれるわけで、そのたびに部員たちは楽譜を探したり、打楽器奏者は急いで使用する楽器のところへ移動したり…と大わらわ。
それでも、梅田先生が指揮を振ると、素晴らしい演奏が響き始めるのですから、やっぱり大阪桐蔭高校はすごい!

そして、ポップス曲で使用されていたドラムセット、2ndステージでお客さんによって選ばれた『「レ・ミゼラブル」メドレー』や『「オペラ座の怪人」メドレー』などで使われたスネアドラムやバスドラムは、まさしく大阪の職人たちが精魂込めて製作した「SAKAE」の楽器だったのです。

03_DSC09783_2電飾以外の会場の設営はほとんど自分たちでやっている大阪桐蔭高校。一番働いているのは総監督の梅田先生でした。

04_DSC00187_2野球部も甲子園常連の大阪桐蔭だけに、先生がゴムボールをノック。受け取ったお客さんが曲を選ぶという驚きのパフォーマンス!

05_DSC00009_2高昌帥作曲の大阪桐蔭オリジナルミュージカル『河内湖(かわちこ)』まで披露。もちろん、歌もあり。前列右は『吹部ノート』に登場するチナさん。

コンサートではSAKAEの打楽器が大活躍!

06_DSC00126_2主にポップス系の曲で使われていたSAKAEのドラムセット。プロのドラマーの間でも定評がある楽器だけに、見た目もカッコいい~!

07_DSC00285_2ミュージカル曲やクラシック系の曲などで重いサウンドを会場に響かせていたSAKAEのバスドラム。角度を自由に変えられます。

大阪で製造されている国産打楽器ブランド
「SAKAE」とは?

「SAKAE」とは、サカエリズム楽器が製造しているメイド・イン・ジャパンの打楽器ブランドです。
大阪府大阪市にあるサカエリズム楽器の創業は90年前、なんと大正14年という老舗メーカー。長らく世界的トップブランドにドラムを提供し続け、2009年からオリジナルブランドを立ち上げました。多くの楽器メーカーが海外に生産拠点を移す中、純国産と言える打楽器メーカーはSAKAEを含めて数社のみです。
ミュージシャンの声を積極的に取り入れ、職人たちが魂を込めて創り上げる打楽器は、すでに国内外のプロドラマーから高い評価を受けているドラムセットのみならず、コンサート用のバスドラムやスネアドラム、トムトムなどが吹奏楽関係者の間で愛用され始めています。特に、関西圏のプロや一般の吹奏楽団ではSAKAEの打楽器が多く使われています。
バスドラムに「グリーンティー」「ウラヌスブラック」、コンサートメタルスネアドラムに「ブラスライム」「コパーピンク」といった今までにないカラーリングを用意するなど、既成概念を破った新しい試みも行っています。
また、国内製で高品質ながら、価格的にリーズナブルなところも非常に大きな魅力です。

歴史と先進性、サウンドとルックス、技術と魂…それらの融合がSAKAEなのです。

08_sakae1
09_sakae2クールなロゴがSAKAEブランドの特徴。大阪市東住吉区にある工場では、打楽器づくりに人生をかける職人さんたちが、日々妥協のない仕事を続けています。

大阪桐蔭高校によるSAKAEの評価は?

楽器というものは、実際に演奏してみることで、その使い心地の良さ、音や響きの良さといったことがわかるものです。
そこで、サンタコンサートでSAKAEのドラムセットを演奏していた3年生の森山拓哉くん、バスドラムを演奏していた山口綾希子さん、そして、指揮をしていた梅田隆司先生にSAKAEの打楽器の感想をお聞きしてみました。
果たして、大阪桐蔭高校でのSAKAEの評価は…!?

「温かい響きが吹奏楽にピッタリだと感じました」
森山拓也くん(3年生)

サンタコンサートで、僕はSAKAEのドラムセットを使わせてもらいました。
「どんな響きがするんだろう…」と興味津々で叩いてみたのですが、さすが国内で丁寧に作られているというだけあって、すごく温かい響きがしたので、吹奏楽にピッタリだなと感じました。特に、大阪桐蔭のサウンドは柔らかくてシンフォニックなものなので、SAKAEのドラムとは相性が良いと思います。音の抜けもいいですし、かといって耳に刺さるような音でもなく、サウンドに高級感を感じました。
見た目にもすごく存在感がありますし、金属パーツの一つ一つが精巧に作られているのもわかりました。
地元の大阪で作られているというもあり、素晴らしい楽器だと思います。
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「バスドラムの音が会場全体に響くのがわかりました」
山口綾希子さん(2年生)

SAKAEのバスドラムはとても叩きやすかったです。強く叩いたときに、響きのないボフッとした音になってしまう楽器もあるのですが、SAKAEのバスドラムは音が会場全体に響くのがわかりました。すごくいい音だと思います。
叩く面の角度をスムーズに変えられるのも、使いやすかったです。角度調節が柔らかすぎず、硬すぎず、ちょうどいい角度で止めて演奏することができました。バスドラムの高さを変えたり、叩く面を水平にして演奏したりできるのもいいと思います。
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「学生時代からSAKAEの評判は聞いていました」
総監督・梅田隆司先生

12_umeda僕は中学時代は吹奏楽部でトランペットを吹いていましたが、高校に入るとブルーコメッツを真似て仲間4人とバンド活動を始めました。昭和42年ごろかな。担当していたのはキーボードです。そのとき、バンドの仲間から「日本製のいいドラムがある」と評判を聞いていたのがSAKAEでした。
今回、サンタコンサートでSAKAEの打楽器を使ってみて感じたのは、大阪桐蔭のシンフォニックサウンドに滑らかに合っている、ということです。うちはこのシンフォニックサウンドを何よりも大切にしているんですが、SAKAEの打楽器−−特にバスドラムはまわりから突出したり、邪魔をしたりすることがありませんでした。管楽器の音と非常によくなじむ、いい響きをする打楽器でした。

大阪桐蔭高校とSAKAEの新しい時代に向けて

大阪桐蔭高校吹奏楽部は2005年に創部されました。一方、SAKAEの創業は1925年。ちょうど80年違いで、同じ大阪で誕生しています。
そして、2016年はそれぞれ創部11年目、創業91年目という新しい時代の幕開けに当たる年となります。大阪桐蔭高校は今まで以上に幅の広い活動を目指し、精力的に各地での演奏を行いながら吹奏楽コンクールなどに臨んでいくそうです。

SAKAEは、メイド・イン・ジャパンの打楽器の素晴らしさをより多くの学校・楽団やミュージシャンに知ってもらい、SAKAEのサウンドが演奏の中に取り入れられていくことを目指しています。

オザワ部長としても、大阪生まれの2つのサウンドが日本中で、そして、世界中で高い評価と称賛を受けることを心から願っています!

大阪桐蔭高等学校吹奏楽部

大阪府大東市にある私立高校。吹奏楽部は2005年創部。毎年約200名の部員を擁し、年間100回近い公演をこなす。全日本吹奏楽コンクールには8回出場し、金賞を3回受賞。2015年度は自由曲『歌劇「蝶々夫人」より』(プッチーニ)を柔らかく流麗なシンフォニックサウンドで演奏し、会場を感動で包んだ。
練習場として、レコーディングも可能な「シンフォニーホール」を持ち、吹奏楽に打ち込む環境が充実している。
1年の活動のクライマックスである定期演奏会は、毎年2月に行われている。

《大阪桐蔭高等学校吹奏楽部 公式サイト》
http://www.toinbb.com

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14_SymphonicHall

SAKAEの詳しい情報はこちらへ!

SAKAE公式サイト
http://sakaedrums.com/
SAKAE公式サイトでは、SAKAEブランドの打楽器のラインナップをチェックすることができます。また、SAKAEを愛用するアーティスト、実際に演奏されている動画、オーディオサンプル、SAKAEの打楽器ならではの製品特徴などのコーナーもあります。
ぜひ一度アクセスしてみてくださいね!
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