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コンサート ニュース 企画記事 その他 2018.08.09

【吹奏楽のカリスマvsスーパー楽団】CD「オーチャードブラス!2017」リリース!

「吹奏楽界のカリスマ」藤重佳久先生、そして、超一流のプロ奏者を中心に結成された「スーパー楽団」オーチャードブラス!スペシャルウインドオーケストラ

 

この両者が火花を散らしたコンサート「オーチャードブラス!第2回」が、CD「オーチャードブラス!2017」となってリリースされました!

 

写真:山口敦/写真提供:Bunkamura

 

 

 

コンサートが行われたのは昨年11月11日。場所は、世界有数のシューボックス(靴箱)型ホールであるBunkamuraオーチャードホール

 

もちろん、オザワ部長も聴きにいったのですが、開演前から客席の熱気がすごかったのを覚えています。やはり、「カリスマvsスーパー楽団」という夢の組み合わせからどんな音楽が生み出されるのか…という期待値が非常に高かったのではないでしょうか。

 

そして、コンサートはその期待に違わないものとなりました。

 

 

写真:山口敦/写真提供:Bunkamura

 

精華女子高校吹奏楽部(福岡)、そして、活水高校吹奏楽部(長崎)を指揮し、全日本吹奏楽コンクールなどで数々の名演を残してきた藤重先生がステージに登場するだけで、いきなり観客はアンコールのように拍手喝采。さすがカリスマ、一瞬でホールの空気を変えてしまいました。

 

コンサートは藤重先生の盟友である作曲家・鈴木英史さんによるテーマ曲、開演を告げるホールのチャイムに合わせて曲が始まるという《オーチャードブラス!》からスタート。

 

吹奏楽コンクールでも人気の《吹奏楽のための協奏曲》(高昌帥)や《組曲「火の鳥」1919年版》(ストラヴィンスキー)では、藤重先生は真骨頂である情熱的な指揮を披露。

 

勝山大舗さん(Cl./東京都交響楽団)・長哲也さん(Bn./東京都交響楽団)・佛坂咲千生さん(Tp./元NHK交響楽団)・新田幹男さん(Tb./NHK交響楽団)・次田心平さん(Tub./読売日本交響楽団)といった錚々たるプレイヤーの華麗なテクニックから美しい音色が流れ出し、藤重先生の指揮と融合して、息を飲むような「音の閃光」を放っていました。

 

弱奏やソロの繊細さ、そして、豊潤で迫力あるサウンド…まさに圧巻でした。

 

写真:山口敦/写真提供:Bunkamura

 

第2部では、このコンサートの目玉曲が登場しました。

ビッグバンドのジャズを大胆に取り入れたパトリック・ウィリアムズ作曲の《コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディ》です。

 

ステージ上にコンサートバンド=吹奏楽編成ジャズアンサンブル=ビッグバンド編成が同居するという刺激的な曲。まるで吹奏楽とジャズがバトルを繰り広げるように演奏は進み(すべてのソロが本当にカッコいい!)、やがて両者が融合してめくるめくエンディングに至ります。

 

その熱い高揚感、音楽がもたらす感動はオーチャードホールいっぱいに広がりました。

 

写真:山口敦/写真提供:Bunkamura

写真:山口敦/写真提供:Bunkamura

 

ちなみに、「なぜ藤重先生がジャズ?」と思われるかもしれませんが、藤重先生は長崎県の活水高校・活水女子大学で指導されるようになってからジャズにも積極的に取り組み、ビッグバンドとの交流やジャズイベントへの出演なども行っているのです。吹奏楽の常識や枠にとらわれないところはさすがです!

 

そして、コンサートのラストを飾るアンコール曲は、藤重先生が愛するフィリップ・スパークの名曲《ダンス・ムーヴメント》の第4楽章!

 

吹奏楽界を席巻してきた藤重イズムが華々しいサウンドで表現され、客席を興奮のるつぼに巻き込んだままコンサートは幕を閉じました。

 

写真:山口敦/写真提供:Bunkamura

 

なお、藤重先生率いる活水高校の2018年の吹奏楽コンクール自由曲はこの《ダンスムーブメント》。原稿執筆時点で活水高校は長崎県大会を突破しており、全日本吹奏楽コンクール出場をかけた九州吹奏楽コンクールに挑みます。
こちらも楽しみですね!

 

さて、そんな「オーチャードブラス!第2回」の熱狂をそのまま閉じ込めて、エイベックス・クラシックスからリリースされたCD「オーチャードブラス!2017」

 

ぜひ多くの方に聴いていただきたい大推薦盤となっています。

 

 

 

指揮をした藤重佳久先生からもコメントをいただきました!

 

「オーチャードブラス!第2回」ではありえないほど素晴らしいメンバーが集まり、また、コンサート本番の演奏も素晴らしかったです。高い技術を持っているのがプロですが、それを超えた思い、情熱を感じました。楽曲が良かったことは言うまでもありません。
このコンサートがCDになり、改めて聴いてみて、クオリティの高さに僕自身びっくりしています。
素晴らしい音色、素晴らしい表現…吹奏楽の魅力が詰め込まれた「オーチャードブラス!2017」はすべての人に聴いていただきたい1枚です。
最高!

 

スクールバンドからプロまで、日本中で盛り上がる吹奏楽。

カリスマとトッププレイヤーたちが、情熱と愛で奏でた珠玉の演奏、ぜひ聴いてみてくださいね!

 

 

オーチャードブラス!2017

藤重佳久&オーチャードブラス!スペシャルウインドオーケストラ

2018年7月25日発売

定価:2,700円+税

【収録曲】
1. オーチャードブラス!(鈴木英史)
⇒視聴する
2. 吹奏楽のための協奏曲(高昌帥)
⇒視聴する(第1楽章)
⇒視聴する(第2楽章)
⇒視聴する(第3楽章)
⇒視聴する(第4楽章)
⇒視聴する(第5楽章)
3. 組曲《火の鳥》 1919年版(イーゴリ・ストラヴィンスキー)
⇒視聴する(序奏(1919年版))
⇒視聴する(火の鳥の踊り(1919年版))
⇒視聴する(火の鳥のヴァリエーション(1919年版))
⇒視聴する(王女たちのロンド(1919年版))
⇒視聴する(カスチェイ王の凶悪な踊り(1919年版))
⇒視聴する(子守歌(1919年版))
⇒視聴する(フィナーレ(1919年版))
4. コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディ(パトリック・ウィリアムズ)
⇒視聴する
5. ダンス・ムーヴメントより IV. モルト・リトミコ(フィリップ・スパーク)
⇒視聴する

 

 

●藤重先生推薦! フィリップ・スパークの最新作品集「スパーク&シエナ2」

 

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